Interview #04
収益の最大化を目指し
現地調査と結果分析をもとに、
最善の戦略を立て、施策を打つ
鈴木 正義
2015年入社
営業第2部営業推進グループ
※2023年12月取材当時
ChapterO1
幅広い案件に携わることができる
それが当社を選んだ一番の理由
ドライブが趣味で、学生時代から時間貸し駐車場をよく利用していたことが、この業界に目を向けた最初のきっかけです。業界研究を進めていくうちに、時間貸し駐車場を展開する会社が多数あり、それぞれに特色があることがわかりました。その中でNPCを選んだのは、一般的な平面駐車場だけでなく、大型の立体駐車場や商業施設の駐車場も手がけており、幅広い案件に携わることができると思ったからです。分業制ではなく、大型案件であっても一人の担当者がすべてのプロセスを関わるという業務範囲の広さも決め手になりました。また、選考の過程で感じた先輩方のあたたかい人柄や、東京建物グループとしての情報収集力の高さ、駐車場は不動産であり、インフラでもあるという考え方にも共感を覚えました。
ChapterO2
他にはない独自のプランを持って
粘り強くアプローチすることが大切
入社後は、先輩による指導とサポートのもと、営業第2部で駐車場の市場調査や新規提案、契約、新規駐車場の開設業務など、「駐車場ができるまで」をひと通り経験しました。そして1年目の1月、九州支店に異動し、駐車場の市場調査や新規提案を中心とする営業活動が本格的にスタートしました。お客様といろいろな話をする中で、九州地方のマーケットや九州の方々の特徴などもよく知ることができました。
九州支店での出来事で特に印象に残っているのは、休日、観光に出かけた先でたまたま見つけた土地のオーナーに駐車場の提案を持ちかけたことです。観光地という土地柄もあって休日の稼働調査を綿密に実施し、賃料などの条件提示を行ったところ、契約をいただくことができました。競合他社がいる中で契約を勝ち取ったことはもちろんうれしかったのですが、その契約が今も続いているということも、新規開設担当者としてうれしく思っています。
ただ、オーナーに金銭的負担がほとんどない土地の貸借という形態であるにも関わらず、提案の機会をいただくことが難しいということはあまり想像しておらず、その点は苦労しました。見える土地があれば当然、競合他社も提案に動いているでしょうから、他にはない独自のプランを持って粘り強くアプローチするしかないのですが、他の土地活用を考えておられる場合もあります。この経験から、時間貸し駐車場の提案が本当に求められているものかどうか、正しく判断することも必要だと感じました。
ChapterO3
売上向上を目指して、条件交渉や
料金改定などの施策を実施
現在は営業推進グループに所属し、赤字駐車場の是正や、高収益駐車場のさらなる増収益化を目指したオーナーとの条件交渉や駐車料金の改定など、さまざまな施策を実行しています。
時間貸し駐車場は1日の最大料金を設定するとその日の売上がある程度決まってしまいます。ですから、売上を上げるためには回転率を上げることを考えなければいけません。たとえば、3時間最大3000円だったのを5時間3600円にするなど、料金体系の変更を中心に、試行錯誤を繰り返しています。料金を下げれば駐車場は埋まりますが、「いつ来ても満車の駐車場」というイメージがついてしまうと徐々に避けられるようになるので、あえて少し高い料金にして「常に何台かは空いていていつでも停められる駐車場」にする方が良い場合もあります。そうしたことも念頭に置いて自分の判断で施策を実施し、赤字駐車場が黒字化したときにはやりがいを感じます。
ChapterO4
いかに付加価値をつけるか
それがこれからの大きな課題
今後はEV自動車が主流となり、そうなればおのずと駐車場にもEV対応が求められます。ですから、どんなに料金が安くてもただの時間貸し駐車場ではこの先、生き残ることは難しいと考えています。そこで大切になってくるのが、時間貸し駐車場にいかに付加価値をつけるかということです。ただ付け加えればいいという話ではなく、時間貸し駐車場にどんな付加価値が求められるのかをしっかりと調査・検討し、取り入れていかなければなりません。それが私自身の今後の課題であり、NPCの課題でもあると考えています。
Schedule
とある1日のスケジュール
出社
物件の現地調査
自社駐車場付近の工事の状況や、
他社駐車場の出入りなどを調査
昼休憩
土地オーナーを訪問
現状の確認や条件交渉など
打合せ
上席への報告や部署メンバーとの
情報共有など
調査結果のまとめや検討など
退社
家族全員出かけることが好きなので、天気が良ければ公園に行って遊んでいることが多いです。道中、交差点で立ち止まると、どこかに空地がないか周囲を見渡してしまうのは職業病ですね。